生活防衛資金の目安は。独身実家暮らしの場合
過去に生活防衛資金400万円以上貯めて投資を始めてみました。
その経験からすると400万円以上の生活防衛資金は必要ないです。
では、「実際はいくら必要か?」についてまとめていきます。
この記事では独身・実家暮らしに必要な生活防衛資金について解説します。
生活防衛資金を貯めるか迷っている方やいくら必要なのか知りたい方は是非ご覧いただければと思います。
目次
生活防衛資金とは
生活防衛資金とは「緊急時に使うお金」のことです。
裏を返せば「普段は絶対に使わないお金」と言えます。
では、その「緊急時に使うお金」はどのような時か。
緊急時にお金を使う例
- 事故や入院した時
- リストラや仕事を退職した時
- その他不測の事態が起こった時
どれも共通しているのは滅多に起こらないことだけど、起こると多額のお金がかかる可能性がある場合。
このような緊急時のお金を貯めておくことで、安心して日常生活を送ることができるのです。
生活防衛資金は必要なのか
結論:生活防衛資金は絶対に必要。
では、生活防衛資金がないとどうなるのか。
生活防衛資金がないことで起こる弊害
- 病気や入院した際、常に入院費や治療費が足りるか心配になる
- 転職したくても生活費が足りないのでせっかくのチャンスを逃す
- 高い金利でお金を借りて生活が苦しくなる
生活防衛資金を貯めていないと、このような事態に陥る可能性が出てきます。
例えば入院した際にお金のことが気になって治療に専念できなかったり、やりたい仕事が見つかったのに生活防衛資金が無いことによってせっかくのチャンスを棒に振るようなことはしたくないです。
特に一番やってはいけないのはお金が足りないから「高い金利でお金を借りること」。
これを一度やってしまうといつまでも元金が払えずに利息だけの支払いになり、借金を返すためにまた別でお金を借りるという負のループに陥ります。
生活防衛資金という生活の基盤をしっかり作ったうえで投資や新たな事に挑戦していきましょう。
必要な生活防衛資金の目安
結論:独身・実家暮らしの生活防衛資金は31.2万円~62.4万円が必要。
このような金額になった根拠を説明していきますが、今回はあくまでも実家暮らしの生活防衛資金ということで話を進めていきます。
生活防衛資金は一般的に生活費の3ヶ月~2年分が必要だそうです。
なぜ、3ヶ月~2年というひらきがあるのかと言うと、それはその人のライフスタイルや家族構成に関係していると思います。
たとえば、結婚していて子供がいる場合は1ヶ月にかかる生活費も多くなりますし、収入がなくなると生活が出来なくなるリスクが高くなるので、生活防衛資金はたくさん確保しておく必要があるのです。一方で、独身・実家暮らしの場合は生活費が小さいため、3ヶ月~6ヶ月あれば十分であると考えます。
これは人それぞれ感覚が違うので生活防衛資金を貯めていくなかで金額を変更しても大丈夫です。
次に具体的な生活防衛資金の金額を考えると、
先ほど、生活費の3ヶ月~6ヶ月貯めるのが良いと話しましたがここでは国が調べた生活費について見ていきます。
今回は2021年に総務省から発表された家計調査より「世帯人1人の1ヶ月の支出」のデータを使いたいます。家計調査に実家暮らしの生活費のデータがなく、今回はこちらで代用します。
そのデータには1か月に12.6万円かかっていると記載されています。
この金額から住居の2.2万円を引いて、10.4万円を1か月にかかる生活費とします。
そうすると3か月~6か月分の生活防衛資金が必要なので、独身・実家暮らしの生活防衛資金は31.2万円~62.4万円が必要となりました。
ただ、この金額はあくまでも目安。人それぞれお金をかける項目は違うため、今回の結果よりも多かったり、少なかったりすると考えます。
独身実家暮らしの私の生活防衛資金
参考として私の生活防衛資金の計算方法も見てみます。
私は現在、独身・実家暮らしです。生活防衛資金はすでに貯めており、現在余剰資金で投資をしています。
私の1か月の生活費は67,400円。
先ほどの家計調査の平均よりも下回ることができましたが、生活費が異様に高くなりました。これは、社会人になるときに家に入れるお金として両親と決めたものなので、金額を減らせません。また、奨学金も意外と高いので私のお財布を圧迫している要因でした。
そこで私に必要な生活防衛資金を計算しました。
1か月の生活費が67,400円で、それ3~6か月なので202,200~404,400円が必要となりました。
個人的に20万円はさすがに少ないと思うので、50万円は常に確保しておこうと思いました。
まとめ
今回は独身・実家暮らしの生活防衛資金についてでした。
生活防衛資金は「緊急時に使うお金」。具体的には以下のような場合のことです。
緊急時にお金を使う例
- 事故や入院した時
- リストラや仕事を退職した時
- その他不測の事態が起こった時
生活防衛資金は必ず必要。
十分な生活防衛資金がないと以下のような問題にぶつかります。
生活防衛資金がないことで起こる弊害
- 病気や入院した際、常に入院費や治療費が足りるか心配になる
- 転職したくても生活費が足りないのでせっかくのチャンスを逃す
- 高い金利でお金を借りて生活が苦しくなる
なので、生活防衛資金は1か月の生活費の3か月~2年分を確保するように。
あくまでも目安ですが、家族構成や生活費を考えて、自分が安心できる金額をためていきましょう。
今回、独身・実家暮らしで必要な生活防衛資金は31.2万円~62.4万円という結果でした。
最後に
必要な生活防衛資金が分かりましたが、1か月の生活費はいくらですか。
目標の金額はいつ貯められますか。
私は年間100万円以上の貯金を3年継続しております。
その中で得た貯金や節約のノウハウをまとめた記事を貼っておくので、お金をためるのが苦手な方や気づいたら月末にお金が無くなっている方はぜ読んでみてはいかがでしょうか。