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長期投資のメリットとデメリット【投資初心者必見】

長期投資を始めたいけど、なかなか一歩が踏み出せなかったり、どうやって勉強すれば良いのかわからないのでは。

そこで長期投資のメリット・デメリットを紹介していきます。

この記事によって長期投資の基本や知識を身につけ、投資が楽しいと感じてもらえるきっかけになれば幸いです。



 

目次

 

  1. 長期投資って何?
    1. 投資信託とは
    2. ETF(上場投資信託
  2. 投資初心者に長期投資がおすすめな理由2つ
    1. 1.相場を気にしなくて良い
    2. 2.無難なリターンが期待できる
  3. 長期投資のデメリット2選
    1. 大きな値上がりが期待できない
    2. 弱気相場でも投資を続ける必要がある
  4. 長期投資おすすめ本3選
    1. ほったらかし投資術
    2. お金は寝かせて増やしなさい
    3. 敗者のゲーム
  5. まとめ

 

長期投資とは

長期投資とは長い年月を掛けて資産を大きくし、資産を形成していく投資手法。

投資期間と投資の手法

  • 数分から数時間の間に投資商品の売買を繰り返すこと:短期投資
  • 数日から数ヶ月の間に投資商品の売買を繰り返すこと:スイング投資
  • 1年以上投資商品の保有すること:長期投資

長期投資におすすめな投資商品は投資信託ETF(上場投資信託)というものです。

投資信託ETF(上場投資信託)はどちらも長期で資産を形成することで大きなリターンが期待できる
投資商品です。

投資信託ETF(上場投資信託)について簡単に説明します。

 

投資信託とは

投資信託とは投資会社に運用を任せる方法。
投資会社に運用を任せることで、自分で投資先を選択する必要がなく、銘柄選定に掛ける時間やコストを省くことができるのがメリットです。一方、デメリットとして手数料が高いです。
プロの投資会社に運用を任せていることもあり、その分信託報酬という手数料が後述するETF(上場投資信託)よりも高い。

ただ、投資信託も年々手数料が安くなってきており、投資初心者が簡単に投資を始められる環境が整いつつあるのです。

代表的な投資信託と手数料を一覧でまとめました。

代表的な投資信託と手数料一覧(2022年11月現在)

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー): 0.1144%
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):0.0968%
  • SBISBI・V・S&P500インデックス・ファンド:0.0938%
  • 楽天・バンガード・ファンド(全米株式):0.132%

20年前の投資信託の信託報酬は1%を超えているものが多く、長期投資には向きませんでした。
しかし、ネット証券が普及するにつれて、投資信託購入時の事務的な手間が減ったことで投資信託などの手数料がが徐々に安くなってきたのです。
今後も投資会社同士の顧客獲得争いが続くと予想できるので、さらに、手数料が安くなり、投資信託を買うハードルが低くなっていくと思います。投資初心者の方にも買いやすくなってきているのです。

 

ETF(上場投資信託

ETF(上場投資信託)とはS&P500やNASDAQなどの指数に連動するように設計された投資商品です。
特徴としてはETF(上場投資信託)株式と同じように株式市場がひらいているあいだ、売買ができます。
投資信託の場合は買ってから2,3日経ってから購入が成立するのでETFのほうがタイミングを狙った投資できます。
また、ETFは配当金が年に数回配当されます。
投資額が大きくなるにつれて配当金の額も大きくなるので、不労所得の恩恵を感じやすくなるのです。


代表的なETF(上場投資信託)の投資商品と手数料を一覧でまとめました。

代表的な投資商品と手数料(2022年11月現在)

  • VT バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT):0.07%
  • VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI):0.03%
  • バンガードS&P500ETF(VOO):0.03%



投資初心者に長期投資がおすすめな理由2つ

投資初心者の方に長期投資をおすすめする理由は2つあります。

 

1.相場を気にしなくて良い

長期投資の基本は「長期・積立・分散」。長い年月をかけて資産を徐々に大きくしていく方法になります。

そのため、「どれだけ長く市場に居続けることが出来るか」が重要になります。

普段、普通のサラリーマンをやっていて、平日は働いているので株の値動きを気にしている時間はないです。多くの人が学生や社会人だと思うので、株の勉強に時間を充てられる人は多くないのでは。

しかし、長期投資の場合は値動きによって売買をする必要がないです。
1度買ってしまったら必要になるまで絶対に売ったりしないんです。

基本的に右肩上がりのチャートになっています。

1982年に買って放置するだけで2022年には資産が約30倍にすることができたのだとか。
仮に1982年に100万円投資して40年間放置していたとしても、2022年には3000万円になっている計算となります。

長期投資でやめてしまう一番の理由は下落相場に耐えられずに売却してしまうことだそうです。
投資対象の値動き、リスク許容度、資金管理をして長期投資してみましょう。

 

2.無難なリターンが期待できる

2つめのメリットして無難なリターンがあります。

S&P500の平均リターンは5~10%だそうです。投資の神様と言われているウォーレン・バフェットが平均20%の利益を上げていることを考えると投資初心者でも純分にリターンが期待できるのでは。

下手に売買を繰り返すよりも一度買った投資商品を育てた方が結果的に大きなリターンに繋がる可能性が高いのです。

貯金5年は相場が良かった関係でほとんどの年で大きリターンを上げることができてきました。
ただ、長期投資には大きなリターンが挙げられる年もあれば下落してしまう年もあるのです。
それも何年も下落相場が続いてしまうこともあるのでそれは次のデメリットで解説します。

 

長期投資のデメリット

長期投資のデメリットを2つ。

大きな値上がりが期待できない

長期投資は何十年も保有し続けることで無難なリターンを獲ることが出来ますが、大きなリターンは期待できません。
その例としてアメリカの電気自動車で有名なテスラ社のチャートを紹介。

テスラの株価は2020年1月に約$30を付けていましたが、2021年11月には約$380まで値上げました。
たったの2年弱で10倍以上も株価が上がることは個別株ならでは。
短期間で大きな利益を得る必要がある人は長期投資は向かないことがわかります。

仮に長期投資を前提に投資を続けていてもSNSでは短期投資で大きな利益を獲得した投資家の情報を横目に見ながら投資を続けることになるので、精神的につらいかもしれませんが、それに耐える必要がでてきます。
短期投資も大きなリスクを取っているのでたまたま買った株が大きく上昇してくれれば良いですが、企業業績の悪化や不景気によって簡単に下落します。
自分の投資スタイルに合わせて投資の手法を考えることが必要。

弱気相場でも投資を続けることが必要

弱気相場でも投資を続けることは精神的ダメージが大きいのです。どんなに積立をしても資産が増えないどころか減ってしまうから。ただ、これが長期投資の定めなので過去のデータからどれだけ下落するのかを確認しましょう。

今回はS&P500のチャートを例に下落率のランキングを作成。

S&P500の暴落した理由、暴落期間、暴落率

投資信託を始めようと考えていた人はこの下落に耐えられるでしょうか。
一度暴落すると2年くらいは下落相場が続くと考えた方が良さそうです。
ただ、過去一度も終わらない下落相場はなかったです。
時間はかかってしまいますが、必ず下落前の水準に戻り、最高値を更新しているのです。
自分の買った投資信託を信じて持ち続けることで大きな資産を気づくことができるのです。

 

まとめ

今回は長期投資について解説しました。
投資を始めるまで、そして運用中さまざまな悩みや迷いが生まれます。
ただ、絶対にやってはいけないことは売却してしまうこと。
悩んだときは一度冷静になってみましょう。きっと答えが見つかるはずです。