他人のマネは本当に良いことのか
今日は、人間関係においてメンタルが低下する習慣についてのお話。
結論からいうと、他人を真似る人はメンタルがどんどん弱くなっていく傾向にあるようです。もし、あなたが何かしらの分野で成功したいと思っているなら、独自の道を切り開いていくべきではないかと思います。
よく考え方や技術は真似て盗むものだといいますし、真似るのはタダだといいますが、リスクが全くないわけではないのです。
目次
- 1 他人の真似をすると生じるデメリット
- 1.1 「変われた」と錯覚する
- 1.2 他人との比較は苦しい
- 2 メンタルが低下しない真似の仕方
- 2.1 思いこみの意識改革を行う
他人の真似をすると生じるデメリット
過去の自分は、自分に自信を持てず、思ったことがあってもなかなか発言ができない引っ込み思案な性格でした。
「変われた」と錯覚する
自身が持てない人が克服するためにとる行動は、まず他人を真似るということ。そうすることで、自分が尊敬する人やなりたい人に少しでも近づけるような気になるからなのです。
目標とする人を作るのは、決して悪いことではありませんが、思考停止の状態でただ真似るのは危険ではないかと思います。
当の本人はまるで魔法にかかったかのように「自分変れてる感」で満たされるかと思います。でも、魔法はいつか解けてしまう。
気づいたときには「自分らしさ」が失われて「こういう時、本当の自分はどんな風に考えていたっけ」と忘れていることに気づかされるでしょう。
他人との比較は苦しい
ただ真似ばかりをしていると、目標とするべき人と自分をつい比較してしまいがち。比べるたびに劣等感を感じずにはいられなくなることでしょう。
自分も最初のころは右も左わからず、先人たちの成功体験ばかりを集めて行動しておりました。
そして追いかけるたびに思ったことがありました。「自分にこんな発想はなかった」「この先、上手くやっていけるのだろうか」。
ビジネスの先人たちと自分を比べては、自分に失望する、ということを繰り返して何度も心が折れそうになったのを今でも覚えております。
実は、他人との比較がメンタルを低下させるという心理学の研究は多くあるようです。身近なところでいえば、SNSがいい例ではないでしょうか。
最近、Instagramで「いいね」の数が非公開になったのもそういった背景があるからではないか、ともいわれているようです。
メンタルが低下しない真似の仕方とは
まずは、ありのままの自分を認めることが大切です。
メンタルが弱い傾向にある人は、自己肯定感も低いという報告もありるのです。自己肯定感とは、文字通り、自分に対してどれくらい肯定的に思っているか、という度合いを示すものです。
例えば、模試の結果が悪かった時や仕事でミスをした時に、自己肯定感が高い人は「ヤマが外れてついてなかったな」「そんな日もある」と肯定的に捉えてしまいます。
反対に自己肯定感が低いと「自分は頭が悪くてダメな人間だ」「どうしてこんな簡単な間違いをしたんだ」と自分の行為を否定し、必要以上に責める傾向があるようです。
では、自己肯定感を高めるためには、どうしたらいいのか。
思いこみの意識改革を行うこと
あなたは「飽きっぽい」性格と聞いてどんなイメージがあるでしょうか。おそらく、ネガティブに感じる人が多いのではないでしょうか。
ですが、捉え方によっては「切り替えが早い」「柔軟性がある」とも言い換えることができるとおもいます。
このように物事を違う視点から捉えることを「リフレーミング」というそうです。
自己肯定感を高めるためには「自分は良いところもある」と認識していくことが大切です。
自分の短所を紙に書き出し、どのような長所に言い換えられるかを考えてみましょう。わからなければ、親しい人に聞いてみてもいいかと思います。
きっと自分でも気づかなかった一面を見つけることができるのではと思います。