あがり症を克服するためにしたこと
緊張を一瞬でほぐす方法というお話です。
新しい職場や仕事での挨拶、クライアントへのプレゼンなど人前で話すときって緊張しない人はなかなかいないのでは。
メンタル系の本を200冊ほど読み漁った結果、ノウハウを学び実践していくなかで、対策方法を確立していき、今では人前で話すことに全く抵抗がなくなりました。
では、どうやって克服したか。それは“深呼吸”
嘘っぽいかもしれませんが、呼吸の仕方を変えるだけで実は人生が変わってくるのです。
目次
- 1 深呼吸で緊張がほぐれない原因
- 1.1 正常な呼吸を取り戻せ!
- 2 緊張を瞬時に和らげる呼吸法
- 2.1 神メンタルが身につく呼吸トレーニング
深呼吸で緊張がほぐれない原因は
緊張したときによく、深呼吸をしよう。と聞きますが、言うほど緊張がほぐれたと感じたことってないのでは。
僕自身も経験がなく、「深呼吸は嘘っぱちだ」とさえ思っていましたが、それは大きな間違いだったんです。
呼吸で副交感神経が働くのは本当
人間には「交感神経」と「副交感神経」があって、緊張しているときは交感神経が優位に働いているのです。
反対にリラックスしているときは「副交感神経」が優位に働いているという話は聞いたことがあるのではないでしょうか。
呼吸を整えることによって、副交感神経の機能を高めるのですが、僕を含めて多くの人は間違った呼吸の整え方をしているのです。
英語を話せるようになりたいと思っている人が英文を読んだり、書くことばかりしていても全く話せないのと同じで、呼吸にもちょっとしたコツがあるのです。
正常な呼吸を取り戻す
どうして呼吸にコツなんかが必要なのかと思うかもしれませんが、日常的に正しく呼吸ができている人は実は意外といないんです。
その原因の一つとして、パソコンやスマホ、ゲームの普及が挙がります。今、あなたの呼吸は止まっていたのではないでしょうか。
おそらく、ほとんどの人が意識していなかったと思いますが、意識的に一呼吸をした人も多いのではないでしょうか。
このように一時的に無呼吸状態になる「スクリーン無呼吸症候群」が世界中で問題になっているのです。これが続くと不安やストレスに弱くなる、時間感覚が狂うといった弊害が生まれてきます。
そこで正しい呼吸ができているか、簡単なセルフチェックをやってみてください。
- 地面に横たわる(フローリングなど固い場所が望ましい)
- 右手をお腹に置く
- 左手を胸に置く
- 状態を維持したまま呼吸をする
呼吸をしたときにお腹に置いた手だけが動く「腹式呼吸」になっていれば◯。もし、左手が動く場合は呼吸が浅くなっているかもしれないので注意が必要です。
たかが呼吸、されど呼吸、呼吸をバカにすると生きづらい人生を送ることになるかもしれません。
緊張を瞬時に和らげる呼吸法とは
とっさの緊張や不安を和らげるおすすめの呼吸法をご紹介。やり方はとてもシンプルなので、ぜひ試してみてはいかがでしょう。
- 7秒かけて鼻から息を吸う
- 11秒かけてゆっくりと鼻から息を吐く
呼吸をする際、肩がなるべく上がらないように注意。腹部に風船があるようなイメージで膨らませたり、縮ませたりするイメージですね。
やってみるとわかるのですが、日常的に呼吸が浅くなっている人ほど難しく感じるのではないんでしょうか。
苦しみながら呼吸をしても意味がなくなってしまうので、最初のうちは5~6秒くらいからはじめてみるのがいいかもしれません。
神メンタルが身につく呼吸トレーニングでは
日々の積み重ねが必要になりますが、高い効果が認められた呼吸法をご紹介。
ヨガを習ったことがある人はもしかしたら知っているです。
- 右の鼻を指で押さえる
- 左の鼻から息を吸う
- 左の鼻を指で押さえる
- 右の鼻から息を吐く
- ③の状態のまま息を吸う
- もう一度右の鼻を指で押さえて左から息を吐く
以上をワンセットにして3~5分ほど繰り返す。呼吸の時間に決まりはありませんが、4秒かけて息を吸い、4秒かけて息を吐くところからスタートするのがおすすめでしょう。
学生を対象にした実験では、約6週間ほどでストレスに強くなったそうです。まずは1日10~15分からはじめてみるといいかもですね。